PL法で定める「欠陥」とは?

製造物責任法(PL法)では、「欠陥」を「通常有すべき安全性を欠く事」 としています。
●人的損害を与える......ケガをさせる、病気にさせる、死亡させてしまう、など
●その製造物以外に物的損害をもたらす......他人の製造機器、調理器具などに損害を与える、など
この「欠陥」は「設計上の欠陥」「製造上の欠陥」「表示上の欠陥」の3つのものに分類されています。

たとえば「製造した自動車に欠陥があった」と言った場合でも、3つの欠陥のうちどれに該当するかは、異なる場合があります。
「設計上の欠陥」とは、自動車の強度が弱すぎて安全に走行できないような設計をしてしまったという場合が考えられます。
「製造上の欠陥」は、自動車の製造が始まってから、部品の組み方に問題があったり、不良品であることに気付かないまま、出荷してしまったといったケースを指します。

「表示上の欠陥」というのは「表示」、つまり取扱説明書の表示が正確なものでなかったり、 警告ラベルなどに不備があったというケースです。
これらの「欠陥」によりなんらかの事故が起こった場合、製造業者は「製品を出荷してから10年間」は損害賠償責任を負うことになっています。
また被害者は損害を知った時から3年以内に損害賠償請求をしないと、請求する権利が時効により消滅するとされています。

これまで、民法上の損害賠償責任を問うしかなかった時代に比べ、PL法が施行されて以降は、消費者の側が訴訟を起こすことが、より簡単にできるようになっていますので、企業側としては注意が必要なのです。

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